大切な人だと気づくとき

私が仕事でくる前の実習の時から

可愛がってくれていた人が

体調を崩したと聞いた。

私が産休に入る前からだそう。

誰も知らなかった。

そしてずっと面会できなくて。

連絡はムスコくんが生まれた時だけかなぁ。

資格試験の合格のこと

そういえば連絡してなかったなぁ。

やっと面会ができるということで

ムスコくん連れて病院へ🏥

久しぶりに会ったその人は

ガリガリに痩せていて目も虚ろだった。

涙が出てきたけど

泣いてはいけないと思って

ムスコくんで隠した。

一生懸命に話してくれた。

会えてとても嬉しいって。

そしてムスコくんに手を伸ばしてくれた。

ムスコくん初めて会えたね。

私の子ってわかってくれたかな。

その後すぐに

その人が亡くなったと連絡が来た。

遅いけど

後悔ばかりが浮かんだ。

知り合って浅いけれど

とても良くしてもらった。

普段頻繁には会わなかったけれど

こんなにも大きな存在だったことに

いなくなってから気づいた。

もう一度話したいな。

あの歩き方で近づいてきて

よっ！て手を挙げて

挨拶してほしいな。

ムスコくんに色々教えてほしかったな。

すごく寂しいよ。悲しいよ。

涙が止まらないよ。

天国でみんなをみていてね。

ずっと忘れません。